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汝のこころを虚空に繋げ:白隠さんの『延命十句観音経』を読む

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出版社からのコメント
ではどうすれば虚空に繋がることができるのですか?
と聞くと、
帯津さんは満面の笑顔で、三つの習慣を話してくれました。

虚空と繋がるには、
ひとつ。気功、太極拳を舞う。
ふたつ。腹から声を出して『延命十句観音経』を唱える。
そして三つ目が、仕事をやりきったあとでの晩酌だと。
晩酌は、生の総仕上げ。日々、今日が最後の日だと思って
盃を傾けるのだそうです。

帯津さんのいう「いのち」とは、
私の単独の「命」ではなく、
おおきな「いのち」だと、
それと一緒になって、いのちを生ききろう、
そう思うようになり、
私も毎日、『延命十句観音経』を声に出して唱えています。
著者について
1936年埼玉県川越市に生まれる。1961年東京大学医学部卒業。帯津三敬病院名誉院長。
がん治療に中国医学を取り入れ、さらには「からだ」ばかりではなく、
目に見えない「こころ」や「いのち」を含めた人間まるごとを見るホリスティック医学を実践。
さらに2016年からは、人間の場だけでなく、すべての宇宙を包み込む空間「虚空」にある
「大いなるいのち」との繋がりまで視野に入れた大ホリスティック医学を提唱している。
虚空と繋がることで「生まれてきた理由」「生きる意味」が見えてくると。
自らも、気功や『延命十句観音経』、さらには仕事が終わったあとの晩酌といった
日々のルーティンから虚空に思いを馳せて、いのちのエネルギーを高める日々を過ごしている。
診療、執筆、講演など、さまざまな活動を通して、虚空と一体化する道を説き、
それをライフワークとしている。

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